去年の春から毎週1回、地元の職人さんに竹細工を習っています。1300年の歴史がある長良川鵜飼いの鵜籠をつくる職人さんに後継者がなく、技術を伝えなければとはじめたものです。
はじめてみると、竹細工の幅広さ、奥深さにびっくり。先生は農業用、漁業用、冠婚葬祭用(引出物を入れる籠や野辺送りに使う籠など)、200種類もの竹製品をつくります。寸法、制作手順はすべて頭の中。
将来もこの地域に残って竹細工伝承につとめる意志のあるメンバーを5人募り、かんたんな籠づくりから習い始めました。そのうち1人は、なんとか鵜籠を編めるまでになりました。
いまはみんなでザルを編んでいます。写真の上のほうは私の1個目、下は2個目の途中。まだ全然きれいにできません。竹細工の難しさは、先生のやるのを見ても早すぎて分からない、メモを取ろうにも複雑すぎて図が描けない、機械を使わないので結局は手先で覚えるしかない、ということ。
もっと練習したいです。毎日でも編んでいたいけどなかなかそうもいきません。
7月18日(祝)10:00〜15:00 岐阜市・長良川国際会議場にて「清流の国ぎふづくり県民大会」というイベントがあります。森林文化アカデミーでは上の鵜籠を展示して、 技術伝承の取り組みを紹介する予定です。
We have been learning bamboo basketry from a master basket maker since last spring. He is the only craftsman who makes baskets for cormorant fishing in Nagara river, which has 1300 years of history. Five of us are learning once a week from him, and one has managed to make a basket for cormorants.
The difficult thing about basketry is that you have to do everything with your fingers, without any machines or power tools. You have to learn through your fingers, not through your head or eyes.