30 March 2007

沖縄研修2/ study trip to Okinawa 2


前回の投稿から、ずいぶん時間があいてしまいました。ものづくり研究会の教官と学生が行った竹富島・石垣島研修の続きです。

竹富島はとにかくお年寄りが元気!という印象でした。
沖縄のことばで「おじぃ」「おばぁ」と言うそうですが、道で出会ったおばぁや、町の文化財の建物を管理するおばぁ、みんな話しかけて来てくれるのです。しかも話し上手!労せずして貴重な聞き取り調査になりました。


一行が泊まった民宿「内盛荘」のおばぁ、内盛スミさんには、この地方の伝統的な織物「八重山みんさー織」を実演していただきました。「みんさー」は綿の細帯のことです。織物も見せていただきましたが、綿のみんさーの他にも、芭蕉の繊維から作った着物、絹のショールなど、出てくるわ出てくるわ・・・。芭蕉布は島に育つ芭蕉の幹から繊維を取り出したもの。絹は蚕を飼い、生糸を採ったもの。それをやはり島で採れる藍やフクギで染めて織物ができてゆきます。



スミさんはもう80歳を超えるお年ですが、今も現役で機織りをしておられます。地元の材料で、地元で使うものを作る。そして好きだから作り続ける。ものづくりの原点を見る思いがしました。

まだつづく。