木のものづくりに興味がある、家具作りを仕事にしたい、木育に携わりたい、森のことを学びたい・・・。こんな思いを持っている人へ、新しい時代の木工を学べる学校、岐阜県立森林文化アカデミーを紹介します。
Blog by Masashi Kutsuwa @ Gifu Academy of Forest Science and Culture
09 September 2008
箱づくり/ box making
額縁に続く1年生の課題は、小箱でした。
この課題で学んでほしいことは2つ。
板を45度で切って組み合わせる「留加工(とめかこう)」。
そして繊維の方向の違う板を組み合わせることによって将来生じる収縮、ねじれ、狂いなどを予測し、それを最小限にとどめる手法を知ることです。
The next project after the picture frame is a box making.
There are two purposes for this project.
Mitre joint; to cut the boards at 45 degree to assemble.
To predict how the material moves and to know how to minimize the trouble caused by the movement.
そのために自宅からたくさんの箱を持参して、見てもらいました。
中には大きくねじれてしまった重箱もあります。
箱を木でつくるのは、意外と難しいのです。
So I brought lots of boxes from home.
Some tiered lunch boxes are badly warped.
It is more difficult than you expect to make a box from wood.
ひととおりの講義のあと、さっそく実習。
夏休みをはさんで2週間ほどで、みんな箱を完成させました。
ふたと身をぴったり合わせるところなど、難しい部分もあったのですが、きれいに仕上がっていたようです。
5ヶ月前まではまったく木工の経験がなかったのに、箱がつくれるようになった。
できあがった作品を前にすると、進歩を実感するでしょうね。
Everyone started making after the lecture. It took two weeks for them to finish.
The most difficult part was to fit the lid perfectly to the body, but they did well.
After five months of practise at the college you can make a box.
It is quite a progress.